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大人の虫歯:根面う蝕について

投稿日:2020年2月7日

カテゴリ:スタッフブログ

子供の虫歯が減少している昨今、

高齢者の平均残存歯数は昔よりも多くなったことで、

高齢者の虫歯はむしろ「増加傾向」にあります。

 

何らかの原因で露出した歯の根の部分に発症するのが「根面う蝕」です。

これは高齢者に関わらず、成人に起こり得る虫歯と言われています。

 

実際に当院のクリーニングのブログでも多く取り扱っている内容ですね。

 

根面う蝕発生の背景としては、加齢やブラッシングによって

歯茎が下がったり、歯の根に近い部分が摩耗してくびれてきたりすることにあります。

根面う蝕の発生によって、歯がしみる症状を訴える患者さんもいらっしゃいますが、

根の治療の有無に関わらず、まったく無症状の場合もあります。

 

初期の根面う蝕はすぐに削らずに、「フッ素を塗布」することによって

歯の再石灰化を促し、根面う蝕の進行を抑制することができると言われています。

 

アメリカのある論文では

初期の根面う蝕24本に対して、プラークの除去とフッ素塗布を行った研究で

2~3ヶ月以内で、ほぼすべての根面う蝕の表面が柔らかい状態から硬い状態に変化し

「う蝕の進行を止めることができた」との報告があります。

 

根面う蝕の進行状況によっては

虫歯をとって、樹脂でつめる処置を行う場合もあります。

 

日々の口腔ケアで気づきにくい部分でありながら、

気づくと急速に進行してしまっていることもあるため、

歯科医院での定期的なチェックが大切です。

 

世田谷区・千歳船橋で歯のクリーニング、歯科検診をご希望の方は、

ぜひ千歳船橋歯科へお越しください。

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