妊婦さんの歯科治療
投稿日:2020年10月2日
カテゴリ:スタッフブログ
以前の記事で、妊婦さんのお口の状態についてお話しました。
妊婦さんが治療が必要となったとき、多くの方が気にされるのが
レントゲン撮影や麻酔、服薬の影響です。
まずレントゲン撮影についてです。
レントゲンの画像からは
治療を行うためのたくさんの情報を得ることができます。
歯科では、最初に全体のレントゲンをとります。
このレントゲンは1回で約0.3mSvです。
さらに部分的な画像が必要な場合には
小さいレントゲンを撮ることもあります。
これは1枚約0.01mSvです。
1年間に浴びる自然放射線量がおよそ1.5mSvなので
それと比較すると、ごくわずかであると言えます。
また、被曝から防御するエプロンをして、撮影をすることで
お腹の赤ちゃんへの影響はほぼゼロになります。
次に、麻酔についてです。
歯科で行う局所麻酔は、妊婦さんにはほぼ影響はないと言われています。
また、赤ちゃんにも影響はありません。
むしろ、虫歯などの歯の痛みを我慢する方がストレスがかかるため
悪影響であると言われています。
麻酔薬に含まれる成分によっては、
該当する麻酔薬は使用しないように注意をしていきます。
最後に、服薬についてです。
妊婦さんがお薬を飲むには、その期間が重要になります。
赤ちゃんの臓器ができるのはおよそ15週までと言われていますの
その期間までは服薬を控えます。
もしお薬を飲んで頂く必要がある場合には、
それ以降に、できるだけ危険のないお薬を選択します。
歯科治療に適した期間は、安定期(16~27週)と言われています。
この期間であれば、通常の歯科治療ができます。
最初に来院された際には、妊娠期間やつわりの有無などを
歯科医師や衛生士に伝えてください。
産婦人科の先生に相談する必要があれば
かかりつけの病院をお伺いすることもあります。
世田谷区・千歳船橋で歯のクリーニング、歯科検診をご希望の方は、
ぜひ千歳船橋歯科へお越しください。
■ 他の記事を読む■