歯は残さないほうがいい？

先日、患者さんとの会話の中で、

「この間かかりつけのお医者さんに、

“最近の歯医者は歯を残そうとするからな～笑”

って言われたんですよ。」

ということがありました。

昔の歯医者はすぐ歯を抜こうとする、

というイメージを覆すべく、

なんとかして歯を残そうとする歯医者は多く、

巷の歯科医院のホームページにはそのようなアピールが溢れています。

当院も例外ではありません。

しかし一方で、歯が全身の健康とも深く関わっていることがわかっている今、

なんでもかんでも歯を残すことが必ずしも正しいとは言えない、

こともわかっています。

たとえば、

・根の病巣が広がり、副鼻腔炎になる

・歯周病の原因となる細菌が、心臓疾患を引き起こす

などが挙げられます。

これらは、

状態の悪い歯が残っているせいで全身に悪影響を及ぼしている

と言えます。

歯はとても大切だと思います。

残すことに全力を尽くします。

しかし、それ以上に全身はもっと大切です。

木を見て森を見ず