残せる可能性がある神経を救う

虫歯が深いと、その歯がお水やお湯で染みるだけではなく、

何もしなくてもズキズキと痛んでくることがあります。

また症状がなくても、

虫歯菌が出す酸によって、歯が深いところまで侵されていることもあります。

その場合、虫歯は神経のあるお部屋までかなり近くなっている、

あるいはすでに到達してしまっていると考えられます。

神経のお部屋ギリギリまで虫歯があり、虫歯をとっている時に、少し神経が露出してしまった場合

露出してしまった部分にMTAセメントを塗布し

神経すべてを取ることを回避できる方法があります。

（かなり虫歯が進行してしまっていると、適応できないこともあります。）

MTAセメントは水と混ぜると硬まる性質があり、強度も高くなります。

そして硬まると同時に、強いアルカリ性を示すので、殺菌効果も期待できます。

ただし、MTAを使うことで、歯が黒ずんでしまう可能性があります。

これはMTAに含まれる成分と歯の中の血液成分が反応してしまうためです。

そのため、見た目に影響のある部分で使用するには注意が必要です。

また、MTAは

根に穴が開いてしまった場合や

根の治療後に詰める防腐剤としても使用することがあります。

世田谷区・千歳船橋で虫歯、詰め物の治療をご希望の方は、ぜひ千歳船橋歯科にお越しください。