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土台のないところに家は立たない

投稿日:2019年9月14日

カテゴリ:スタッフブログ

先日、支台築造の勉強会に参加してきました。

 

支台築造とは、治療した歯に被せ物をする際、

欠損した部分を人工の材料で補う土台のことです。

主に根の治療が終わった後に行います。

 

根の治療において大切なことは、

根の中にある細菌や炎症を起こす原因物質をを除去することと,

根の中の感染経路を遮断することです。

どんなに根の治療で細菌の数を減らせたとしても、

土台と歯との間に隙間ができてしまえば容易に細菌が侵入してきてしまいます。

 

つまり根の治療を成功に導くには、土台と歯との接着がとても重要であるということです。

土台を接着させる歯のほとんどが歯肉の下に埋まってしまっていれば、

土台と歯を接着させることはより困難になると言えますし、

土台をたてる歯の歯ぐきの状態が悪ければよい接着が得られません

 

また、土台の材質によっては、歯が割れる原因となることがあります。

かつて、歯の土台には金属製の土台が使われていました。

メタルコアというものです。

これは噛む力がかかると、歯を横に広げてしまう力が生じるので、

結果として歯が割れてしまうことが少なくありません。

 

勉強会の講師の先生はワインの瓶を例に出し、

ワインにコルクの蓋をするのと、鉄の蓋をするのとでは、

上から力がかかった時にどちらの瓶が割れるのかは明らかでしょうと説明していました。

このコルクに例えられるものが、ファイバーポスト入りのレジンコアです。

 

ファイバーポストというのは歯の象牙質に合わせて変形するため、

歯が割れるのを防止してくれます。光ファイバーと同じような材質です。

レジンコアはメタルコアと比較して、程よい強度を持ちながら、

歯が割れる前に自分が身代わりになってくれるのです。

もちろん、レジンコアも適応がありますので、やむを得ずメタルコアを選択することもあります。

 

メタルコアによって割れてしまった歯は、ほとんどの場合、残すことは難しいと言われています。

私達、歯科医師は患者さんの歯を残すために、

そのようなことを未然に防ぐことが求められると感じました。

 

世田谷区・千歳船橋で歯の根管治療をご希望の方は、ぜひ千歳船橋歯科へお越しください。

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