院長のつぶやき・・・歯はない方がいい?
投稿日:2023年2月22日
カテゴリ:院長ブログ
歯はある方がいい。
そんな当たり前が逆転することがある。
過去、高齢者施設に訪問診療を行っていた経験があり、
そこで痛感したことは、歯は邪魔であり危険なものであるということ。
高齢者の死因上位にランクインする、肺炎、の多くは誤嚥性肺炎だそうだ。
それは食べ物や口の中の細菌を誤嚥することで起こりやすい。
特に、自分で食事や歯磨きなどができない状態になっていればなおさら。
この段階になると、常に強烈な感染原となる歯は、もはやない方がいい。
これは、歯を守ろう!と叫んでいる歯科医療者にとって強烈な皮肉であり、
そして常に肝に銘じておかなければならない。
優先すべきは、歯より命。
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