入れ歯のバネをかける歯の虫歯のリスク
投稿日:2020年11月10日
カテゴリ:スタッフブログ
歯がなくなったところを補う、ブリッジや入れ歯。
前回はブリッジの虫歯のリスクについてお話ししました。
ブリッジに対して、
取り外しができるのが入れ歯のメリットであります。
しかしながら、このようなデータがあります。
少し古いですが、アメリカで1982年に
137人の1320本の歯を5年間調査した研究によると
入れ歯のバネをかける歯は、
かけていない歯に比べて、2倍虫歯にかかる確率が高かったというデータです。
また、2000年に中国で発表された論文でも
部分入れ歯を使っている患者さんを対象にした研究において
実験期間の5-6年間で
入れ歯と接触している歯の8.5%で新たな虫歯が認められた
というデータがあります。
入れ歯のバネをかける歯が虫歯になりやすいと言われる原因は…
入れ歯を装着することによって
だ液などによるお口の自浄作用が不良になることや
入れ歯の使用や着脱によって
バネをかけている歯のエナメル質を摩耗してしまうこと
によるものだと言われています。
また、歯の根が露出した歯は虫歯になりやすいため、
そのような原因も複合的に起こっていると考えられます。
ご自身の歯を一本でも多く守るために、
入れ歯をかける歯の虫歯は特に注意していきたいですね。
世田谷区・千歳船橋で歯のクリーニング、歯科検診をご希望の方は、
ぜひ千歳船橋歯科へお越しください。
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