削る虫歯と削らない虫歯
投稿日:2021年1月6日
カテゴリ:スタッフブログ
初めて来院される患者さんは
虫歯による痛みや変色があると訴えていらっしゃる方がほとんどです。
全ての虫歯が削って除去しなければいけないと思われる方もいらっしゃると思いますが
必ずしもそうではありません。
虫歯治療の基本となるう蝕治療ガイドラインには
削る対象になる虫歯に関して、このように書かれています。
①肉眼あるいは拡大した状態で虫歯による穴を認める場合
②物が詰まったり、冷たい物でしみるなどの症状がある場合
③見た目が気になる場合
④レントゲン写真で深い虫歯を認める場合
⑤虫歯になるリスクが高い方
また、削らない虫歯に関しては
・う窩のない白斑、褐色斑、着色裂孔は切削対象としない。
ただし、審美障害の場合は別。
と書かれています。
つまり
見た目が気になるという時以外であれば
虫歯による穴のない、白っぽい変色や黒茶色の変色、
歯の溝の変色は
必ずしも削り取らなくてもよいということです。
このような場合は
フッ化物配合の歯磨き粉でのブラッシングや
専門的な歯面清掃、フッ素塗布を推奨し
虫歯の進行をできる限り抑える方法もあります。
また、定期的な検診やレントゲンのチェックで
その歯の経過を確認することも大切です。
世田谷区・千歳船橋で歯のクリーニング、歯科検診をご希望の方は、
ぜひ千歳船橋歯科へお越しください。
■ 他の記事を読む■