口臭は国際的な分類では3つに大別されます。

 

①真性口臭症

　自分では口臭に慣れてしまってわからないことが多く、

周りから指摘されて気づくことがあります。これが真性口臭症です。

　さらに生理的口臭と病的口臭に大別されます。

　生理的口臭はお口のプラークや舌苔が原因なので、

口腔清掃指導を受けることで大体が改善します。

　一方、全身の健康や生活習慣とも関連しているものもあります。　

病的口臭には歯周病などの口腔の病気が由来のものと、

糖尿病などの全身疾患が由来のものがあります。

　口腔の病気が由来のものであれば、

専門的な清掃や歯周病治療などの歯の治療で改善することが多いです。

 

②仮性口臭症と③口臭恐怖症

　患者さん自身は口臭を強く訴えるものの、

実際そこまでの口臭は認められない場合が仮性口臭症です。

　この場合は検査結果から問題がなければ、訴えは改善されます。

　しかしながら、それでも訴えが改善されず、

さらに精神的疾患が疑われる言動が見られる場合は口臭恐怖症という診断がつきます。

　この場合は、専門医療機関の受診をすすめることがあります。