歯石のでき方
投稿日:2020年1月11日
カテゴリ:スタッフブログ
当院のブログでもよく取り上げられている歯石についてです。
歯石は、できる部位で二種類に分けられます。
歯肉の上にできる歯石が「歯肉縁上歯石」です。
だ液中のカルシウムやリン酸成分によって
プラークが石灰化することで歯石が形成されます。
色は乳白色〜黄色で、
だ液腺の出口がある、「下の歯の前歯の裏側」や
「上の歯の奥歯の頬側」でよくみられます。
一方で、歯肉の下にできる歯石が「歯肉縁下歯石」です。
歯周ポケット内の滲出液に含まれるカルシウムやリン酸成分によっ
歯石が形成されます。
歯周ポケット内に含まれる鉄分や血液の成分を取り込んで沈着するため、
歯石の色は黒っぽい色をしています。
深い歯周ポケットでは滲出液の量が多いので
歯石の沈着が多くなります。
また、器具が到達しにくい部位に歯石ができると
除去が困難になります。
歯石は形が不規則で、ざらざらしています。
よって、歯石そのものに病原性はありませんが、歯の表面に歯石がつくと
プラークが形成されやすく、除去するのが難しくなり
「プラークが蓄積する原因」となります。
世田谷区・千歳船橋で歯のクリーニング、歯科検診をご希望の方は、
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