歯の裏の磨き残しとくさび状欠損
投稿日:2020年11月24日
カテゴリ:スタッフブログ
今日のクリーニングです。
約3ヵ月ごとに定期的にクリーニングに来てくださっている患者さんです。
デンタルフロスも毎日使われていて、いつもきれいに磨けている方ですが
今回は上の奥歯の裏側に磨き残しがありました。
裏側の根元は歯ブラシが当てづらく、磨き残しができやすいので注意が必要ですね。
これは上の奥歯の外側の写真です。
根元がえぐれた様な形に凹んでいます。
これはくさび状欠損といって、
硬い歯ブラシで研磨剤入りの歯みがき粉を使用したり、
強い力をかけて歯みがきを行うことによって
表面のエナメル質が磨耗し、その下にある象牙質が露出した状態です。
また、歯ぎしりや歯周病も歯ぐきの退縮と関係していることもあります。
象牙質が露出すると、中にある神経に痛みや温度が伝わりやすいため、
歯ブラシを当てた時に痛みを感じたり、
冷たいものがしみる知覚過敏が起こることがあります。
この患者さんは知覚過敏症状はなく、
しみ止めの処置などはせずに、定期的に様子を見るようにしています。
くさび状欠損は、特に歯みがきを一生懸命頑張っている方によく見受けられるように思います。
歯ブラシの硬さを普通~柔らかめにしたり、歯みがき粉を低研磨性のものに変えたり、
歯みがきの時に、軽い力で丁寧に磨くことを意識していただくとよいですね。
世田谷区・千歳船橋で歯のクリーニング、歯科検診をご希望の方は、
ぜひ千歳船橋歯科へお越しください。
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