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隠れたむし歯と酸蝕歯について

投稿日:2020年8月6日

カテゴリ:スタッフブログ

上の奥歯に汚れがついていました。

汚れを落としたら歯に穴があいていました。

上の奥歯はハブラシが当てにくく磨きにくいところです。

奥歯の頬側を磨く時は、口を閉じ気味にするとよくみがけます。

毛先を歯面にきちんとあて、軽い力で小刻みに動かすことが重要です。

 

 

患者さんから質問がありました。

最近ご家族の歯の表面がツヤがなくなってきたそうです。

歯の根元も黄色くなってきてハブラシで磨いても落ちないとのことでした。

 

歯の根元が黄色くなる原因は色々ありますが、お話を聞く限り酸蝕歯と思われます。

酸蝕歯とは、むし歯、歯周病に次いで歯を失う原因の1つです。

酸性が強いものを食べたり飲んだりすると、酸によって歯が溶け出してしまう現象です。

 

歯のエナメル質が溶けると、その下にある象牙質が透けて、歯が黄色く変色したように見えます。

見映えが悪くなるばかりか、知覚過敏を引き起こすことがあります。

 

 

酸蝕歯の原因は、飲食物などの酸に歯が長時間さらされることです。

歯の表面を覆っているエナメル質は、pH5.5以下の酸性のものに対して弱く溶けやすくなります。

酸性の飲食物、柑橘類、酢、炭酸飲料などの飲食物を頻繁にとっている人は

注意が必要です。

また、胃食道逆流症など胃や食道の病気、あるいは暴飲暴食といった生活習慣などで、

胃酸が逆流する状態が続いていると、口の中が酸性に傾くため、酸蝕歯になりやすくなります。

 

 

酸蝕歯予防は、日々の食生活の改善と注意で予防できます。

炭酸飲料やワインなど酸の強い飲み物を口の中に長く溜めておかない。

摂取頻度を少なくしたり、寝る前には飲まないなど、摂取時間を考えるといいです。

 

・食後はシュガーレスのデンタルガム(機能性ガムや特定保健用食品のガム、

 キシリトールやリカルデント)をかむ。

ガムをかむと唾液が増え、口の中を自然なpHバランスに戻すことができます。

また、唾液はエナメル質を修復し再石灰化を促進します。

お砂糖の入ったガムでは逆効果ですから、シュガーレスの機能性ガムを選んでください。

 

 

・食後すぐに力強く磨かない。

酸の入った食べ物を食べた後は、エナメル質がやわらかくなっています。

すぐに力強く磨くとエナメル質が削れる原因になります。

 

・歯質強化効果のある歯磨き剤を使う。

歯のエナメル質を強化するフッ素配合の歯磨き剤を使うといいです

最近では特に酸蝕歯のケアに特化した歯磨き剤も売られています。

 

 

酸蝕歯は自分では気づきにくく、時間と共にどんどん進行してしまいます。

以前に比べて歯の色が少し黄色く見える。歯にツヤがなくなってきた。と言う方は、

歯科医院を受診し歯の表面に異常がないかなど確認することをおすすめします。

 

世田谷区・千歳船橋で歯のクリーニング、歯科検診をご希望の方は、

ぜひ千歳船橋歯科へお越しください。

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