被せ物の縁の色が気になる・・・補綴治療
40代女性の患者さんです。
被せ物の縁の色が気になるとのことで来院されました。
上下前歯12本の被せ物が入っています。
約20年前に被せたものだそうです。
被せ物そのものは問題なく機能していますが、
歯との境目に黒い線が見えていて、
さらに歯肉が下がってきているため、歯の根元が見えてきています。
一昔前、セラミックの被せ物といえば、
メタルボンドという、金属にセラミックを焼き付けたものが主流でした。
そのため、被せた時は見えない縁の部分が、
歯肉が下がってくると徐々に見えるようになってきます。
今回、予算の関係上、まずは前歯の2本を取り替えることになりました。
当院では、メタルボンドは基本的には取り扱わなくなり、
オールセラミック(e-max)クラウンか、ジルコニアクラウンを採用しています。
どちらも金属を使用しないので、たとえ縁が見えるようになってしまったとしても、
黒い線が見えることはありません。
材料の違いも大切ですが、歯肉が下がらないように気をつけることも大事です。
歯肉が下がる(歯肉退縮)の原因は、
歯ブラシの圧が強すぎること、と言われています。
特に日本人女性は歯肉が薄い人が多いので、注意が必要です。
年齢・性別 | 40代女性 |
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この治療の期間 | 3週間 |
この治療の回数 | 3回 |
この治療の費用 |
e-maxクラウン2本 121,000円×2=242,000円(税込) |
この治療のリスク |
セラミック治療後、歯ぎしりや食いしばりが強い場合、歯が割れることがあります。対策として、就寝時のナイトガード装着を推奨しています。 |
世田谷区・千歳船橋で矯正治療やかぶせ物の治療をお考えの方は、
ぜひ千歳船橋歯科へご相談ください。