前歯の治療が終わらない・・・抜歯即時インプラント
前歯の根の治療を他院で行っていたものの、痛みがとれない、とのことで来院されました。
仮歯の状態で、少し歯肉が腫れていました。
仮歯を外して歯根内部を顕微鏡で観察してみると、
根が縦の方向に割れていました。
こうなってしまうと、根管治療を行ったとしても、予後が非常に悪く、
抜歯せざるを得ない、という判断になりますね。
抜歯と同時にインプラントを埋入し、骨補填材を使って骨の増強を行いました。
前歯のインプラント治療を行う場合、
可能な限り、抜歯と同時にインプラントを埋入することが望ましい、とされています。
いわゆる、抜歯即時インプラント埋入、です。
理由は、抜歯をすると、歯肉や骨が徐々に後退していくので、
歯肉がへこんだり、歯が長く見えたり、インプラントが透けて歯肉が黒っぽく見えたり、
色々な審美障害が起こる可能性が高くなるからです。
インプラント埋入してから4ヵ月後の状態。
歯肉の厚みが十分に確保されています。
最終補綴物はジルコニアクラウンを装着しました。
歯肉の厚みやラインが、周辺の歯肉と大差ありません。
このように、前歯のインプラント治療は、
咬めること、に加えて、審美的であること、もとても重要です。
世田谷区・千歳船橋でインプラント治療をご希望の方は、ぜひ千歳船橋歯科にお越しください。
この治療の期間 | 5ヶ月 |
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この治療の回数 | 6回 |
この治療の費用 |
インプラント 1本 286,000円(税込) ジルコニアクラウン 154,000円(税込) 10年保証 |
この治療のリスク | 喫煙や重度の歯周病がある場合、インプラントが結合しないことがある。日々の口腔ケアや、定期的なメインテナンスが不足すると、インプラント周囲炎が起こる可能性がある。 |