長年の奥歯の痛み・・・複雑な形態の根管治療|世田谷区千歳船橋駅2分の歯医者|千歳船橋歯科

新型コロナウィルス対策について

抜かない治療

ネット予約リクエスト

予約優先制マイクロスコープ精密治療対応

03-3425-4182

東京都世田谷区船橋1-11-2リシェスボヌール1F

長年の奥歯の痛み・・・複雑な形態の根管治療

左上の歯ぐきが痛くて腫れている、とのことで来院されました。

この歯は、数年前に神経をとって根の治療を行ったものの、

膿の広がりが大きいので抜歯をすすめられたとのこと。

レントゲン写真を見ると、黒い影が広がり、副鼻腔との境目がなくなっているようでした。

根管の中にはある程度薬が入っている形跡がありました。

 

実際にマイクロスープで根の中を観察してみると、

2つの根管が確認できましたが、

この歯は上顎大臼歯なので、少なくとも3つ、あるいは4つの根管がある可能性が高いので、

CTスキャンでも確認してみました。

すると、見かけ上、大きな2つの根のなかに、

それぞれ細い根管が2つずつあることがわかりました。

つまり、未処置の根管が2つ残っている、という状況でした。

そして、マイクロスコープを見ながら慎重に探索していくと、

矢印の部分に未処置の根管を2つ探り当てることができました。

4つの根管をしっかり洗浄、消毒して最終的な薬を入れて根管治療終了です。

根管治療終了時のレントゲン写真を見ると、

当初大きかった黒い影が小さくなっていることがわかります。

処置前        ↑ と

処置後 1年4ヵ月後 ↓ の比較です。

 

根の先から副鼻腔まで広がっていた黒い影が消え、境目がはっきりしています。

当然ながら痛みや腫れの症状もなくなっています。

 

しかしながら、マイクロスコープやCTスキャンがなければ、

私でもこのような治療結果は実現できなかったと思います。

 

 

 

 

 

この治療の期間 2ヶ月
この治療の回数 5回
この治療の費用

マイクロスコープ根管治療 大臼歯1本 88,000円(税込) 

ファイバーコア 大臼歯1本 22,000円(税込)

この治療のリスク

部分的に根を除去した部分に、食べ物がつまりやすくなることがある。

残存している根管に再発の可能性はある。

トップへ戻る