銀歯の中の虫歯・・・神経保存療法
50代女性の患者さんです。
数年ぶりの歯科検診をご希望で来院されました。
レントゲン写真を撮ると、左上の奥歯に大きな影がありました。
自覚症状はまったくないとのこと。
虫歯と思われる影が、神経まで達しているように見えるので、
治療をすることになりました。
実際の歯を見てみても、そこまで大きな穴があいているわけではありません。
しかし、銀の詰め物を撤去してみると、
明らかな虫歯が広がっていました。
このような状態でも、痛みは全く感じていないということが多いです。
虫歯を除去していくと、ほとんど神経に達していることがわかりました。
ここで、MTAセメントを使用し、神経を保護することで保存を試みます。
その後、約2ヶ月経過し、強い痛みが発生しないことを確認してから、
e-maxセラミックインレーで修復しました。
これほどの虫歯の大きさでも、痛みやしみるなどの自覚症状がないことが多いものです。
歯を直接見ても、穴があいているわけではないので、虫歯かどうかわかりません。
この場合は、レントゲン写真をとることで初めて発見できました。
定期的にレントゲン診査も必要ですね。
世田谷区・千歳船橋で虫歯、詰め物の治療をご希望の方は、ぜひ千歳船橋歯科にお越しください。
この治療の期間 | 2ヶ月 |
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この治療の回数 | 3回 |
この治療の費用 |
MTAセメント 1ヶ所 6,600円(税込) e-max インレー 1本 77,000円(税込) 10年保証 |
この治療のリスク | 虫歯が深い場合、神経を取って根管治療が必要な場合がある。治療後に知覚過敏症状が出ることがあるが、数日~数週間で消失する。 |