神経の治療をした歯のホワイトニング・・・根管治療、ホワイトニング治療
50代女性
定期的に拝見している患者さんです。
以前根の治療をした歯の変色が気になってきたとのことです。
虫歯で神経の治療をした歯やぶつけて神経が死んでしまった歯には
数年経過すると変色が起こってきます。
なぜ変色が起こるかというと、
歯の中の神経は血液が含まれており、処置や外傷によって、
血液に含まれる成分と象牙質が反応し、次第に歯が変色してしまうためです。
このような変色の場合、通常のホワイトングでは効果が出にくいため
ウォーキングブリーチ法で歯を漂白していきます。
ウォーキングブリーチ法とは
神経の治療を再度行った後に、神経の治療をしていた歯の裏側から
ウォーキングブリーチ専用の漂白剤を入れて、仮のふたをして置いておくことで
歯の中に漂白剤を浸透させるという方法です。
被せ物ではないため、完全に白くすることは難しいですが
歯を削ることなく、歯のトーンを上げることができます。
漂白剤の交換は2-3週間に1回、3セットを目安としています。
3回のお薬交換で、この程度白くすることができました。
最後に着色している樹脂をやりかえて終了です。
歯をできるだけ削らずに白くできたので、患者さんにも喜んで頂けました。
年齢・性別 | 50代女性 |
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この治療の期間 | 約3ヶ月 |
この治療の回数 | 5回 |
この治療の費用 |
ウォーキングブリーチ(3回) 16500円 |
この治療のリスク |
通常のホワイトニングと同様に、次第に後戻りが起こります。 樹脂の治療がしてある部位があると、その部分の変色は変わらないので 色が気になる場合はその部分の再治療が必要となります。 (被せ物をしている歯には適応外となります。) |