インプラント(歯科口腔外科)

インプラントは骨と結合して強く咬める第２の歯

インプラントは歯を失った部分に人工の歯根を埋め込んで、人工の歯を取り付ける治療方法になります。人工歯根は骨と結合しますので、強く食べ物を咬むことができ、固定力も強いためずれてしまうこともありません。入れ歯やブリッジと違い、自分の歯のように扱える点が大きな特徴となっています。

CTによる解析を行ってのインプラント治療

インプラント治療を行う際には、顎の骨の状態を正確に把握しておく必要があるため、CTと使用して骨の厚みや形状を確認していきます。CTデータを元にして、どのような治療計画とするかを判断し、治療のシミュレーションを行ってから治療に臨みますので、当院でのインプラント治療は高い成功率を誇っています。

治療当日から咬める即日インプラント(抜歯即時インプラント)

抜歯即時インプラント治療の症例をご紹介

▼千歳船橋歯科が実際に行った、審美性を考慮した前歯の抜歯即時インプラントの症例を解説します。

④抜歯即時埋入

抜歯の直後、インプラントを埋入します。顎の骨が豊富な内側の方向に慎重に進めていき、人口骨で周囲を補強します。

⑧治療完了

作製したジルコニアの土台・ジルコニアクラウンを装着してインプラント治療の完了です。歯肉の形態も良好です。

骨が吸収されて十分にない場合でも骨造成法で治療可能

歯を失ってから一定期間が経過する、その部分の骨は吸収されてしまうため、インプラントを支える十分な骨の量がなくなってしまいます。このままではインプラント治療を行うことができませんので、当院では以下の2つの骨造成術を行い、インプラント治療を可能としています。

骨誘導再生療法（GBR法）

この骨誘導再生療法は、骨量が不十分で高さや厚みがない場合に行います。インプラントを埋め込むのに十分な骨を再生するため、骨の元となる充填材を使用し、専用の膜で保護して顎の骨の再生を誘導していきます。

上顎洞挙上術

こちらの方法は、上顎へインプラントを埋め込む際に必要な骨の厚みが足りない場合に行います。上顎には上顎洞という空洞があり、この空洞内の骨の厚みが必要な部分に骨充填材を使用します。こちらの方法にはソケットリフトとサイナスリフトの2つの種類があります。

当院で行ったインプラント治療例

主訴・症状

右下の歯をつくりたい

治療ポイント

• 数年前に抜歯となった後、放置していた状態です。
• ブリッジ、もしくはインプラントの選択肢の中で患者さんとしっかりと相談したところ、手前の歯は健康で手付かずであったため、削らずに済むインプラントを選択しました。
• 下歯槽神経損傷を回避するため、CT撮影による精査。
• 右下第二小臼歯部にインプラント1本埋入。4ヵ月後にセラミック歯で補綴。

主訴・症状

左上の奥歯が痛い、長年治療しているが一向に良くならない

治療ポイント

• 左上の小臼歯、大臼歯の根の周辺に膿が溜まっており、頭痛が広がっていく感覚があったため、相談の上でまず抜歯を行いました。
• 抜歯後は「長年の憑き物が取れたような感覚」とのことでした。
• 上顎洞貫通を回避するため、CT撮影による精査。
• 約3ヶ月の治癒期間をあけ、左上第二小臼歯、第一大臼歯部にインプラント2本埋入。6ヵ月後にセラミック歯で補綴。

主訴・症状

奥歯で咬めるようになりたい

治療ポイント

• 入れ歯かインプラントを検討して頂き、入れ歯よりも咬む力や感触を取り戻すため、インプラントを選択しました。
• 右側は1本、左側は3本分の歯がありますが、2本埋入させブリッジタイプにしました。
• 下歯槽神経損傷を回避するため、CT撮影による精査。
• 右下第一大臼歯、左下第一、二大臼歯抜歯。3ヵ月後にインプラント埋入。4ヵ月後にセラミック歯で補綴。
• 咬む力を回復したことにより口の周りがすっきりし、食事も楽しくよく食べるようになったとのことです。

インプラントの歯周病は重症化しやすい

インプラントは自身の歯と同じように扱えることもあり、大変多くの方が治療を行っています。メリットの大きな治療法ですが、定期的なメンテナンスを怠るとトラブルの原因となってしまいますので、注意も必要です。インプラントの歯周病であるインプラント周囲炎は自覚症状が少なく、気づいた時には重症化していることがほとんどです。インプラントを埋め込んだ周りの骨が吸収されてしまい、インプラントを維持することが困難になる病気です。毎日の歯磨きと合わせて歯科医院での定期的なメンテナンスにより予防することができますので、インプラントの歯も大切な自分の歯ということを意識し、しっかりとケアしていくことが大切です。

インプラント治療での痛み

インプラント治療は麻酔を行っての治療となるため、治療中に強い痛みを感じる心配はありません。ですが治療後数日の間は腫れが見られることが多くありますので、この際に痛みを感じられる方も少なくありません。そのような場合には鎮痛剤を使用して痛みを抑えてきますので、ご心配の場合にはお気軽にご相談頂ければと思います。

インプラント治療に伴うリスク・副作用・注意点

• インプラント治療は自費診療のため、費用が高額になります。
• 治療後のケアや定期メンテナンスが必要となり、怠ることによってインプラント体の脱離リスクが高くなります。
• 顎骨が少ない場合には骨造成が必要となり、治癒期間などの関係から通常に比べ、治療期間が長くなります。

インプラント治療の費用

名称	イメージ	特性	料金
インプラント土台		インプラントの種類にはこだわりがあります。10年、20年と自分の体の骨の中に入れるものです。じっくり時間をかけて納得のいく物を埋入しております。よいオペをするため診療室を最低3時間空けます。インプラントを骨につけるのは簡単ですがそれが永く機能していくのは大変難しいです。繁雑な中での処置はやはり結果も繁雑、静かで集中して取り組ませていただいているのがよい結果につながっている一つの理由かもしれません。	280,000円 （税込308,000円）
上部構造(ジルコニアクラウン)		インプラント本体にできるだけ極度の力がかからないように上部構造を作ります。大まかに、白い歯と金属の歯があります。白い歯は欠けるという特性をもっております。噛み合わせを保持してくれ、外傷力がかかった時に欠けて力を逃がし、インプラント本体を壊しませんが、金属は極度な力がかかった時に本体ごと揺さぶる力になってしまいます。	140,000円 （税込154,000円）

千歳船橋にてインプラント治療をご希望の際には当院の無料相談へ

当院千歳船橋歯科ではインプラント治療に関わる様々な治療法をご案内しています。他医院でインプラントを断られてしまった場合でも、当院であれば治療可能なケースも多くございます。またインプラントのセカンドオピニオンも受け付けておりますので、お気軽にご相談頂ければと思います。そしてインプラント治療は治療後のケアも大切です。インプラント周囲炎の予防についてもわかりやすくご説明をさせて頂きますので、世田谷区千歳船橋にてインプラント治療をご希望の際には、当院の無料相談をご利用頂ければと思います。経験豊富な担当医により、治療の説明だけでなく様々なご質問にも対応させて頂きますので、お気軽にご連絡頂ければと思います。