精密治療にこだわり
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診断と治療の精度にこだわるワケ
医療における診断は、もっとも大事な要素です。治療の選択肢を決める元となり、診断が間違っていれば適切な治療のしようがありません。また、適切な診断ができていても治療の精度が低ければ再発リスクが高まりますし、審美的にも満足のいくものにはならいでしょう。ですから、当院では、診断と治療の精度向上のために様々な取り組みを行っております。具体的にどのようなこだわりかご説明致します。
精密診断のための4種の神器
マイクロスコープ
肉眼の最大20倍の治療視野を実現する医療機器です。歯科顕微鏡とも呼ばれます。肉眼ではほぼ見えない小さなものもしっかり見えますし、暗い部分も光を直に当てて見ることができます。見える・見えないの違いは当然診断結果に大きく影響します。特に虫歯や歯周病等の診断時に大きな影響を及ぼします。
CT
一般的なデジタルレントゲンが2次元投影画像であるのに対して、CTは3次元投影写真であるゆえに、レントゲンでは映らない病巣が写ったり、その病巣や骨の位置、大きさも非常に鮮明に確認することができます。同じく、虫歯や歯周病、親知らずやインプラント治療などの診断時に大きな影響を及ぼします。
セファロレントゲン
セファロレントゲンは、お口周辺のみを撮影対象とした一般的なレントゲンではなく、顔全体の骨格を投影でき、頭部X線規格写真が撮れる特殊なレントゲンです。主に、顎関節の位置や状態、骨格診断が必要な歯並び矯正治療が必要な不正咬合状態や顎関節症の診断に大きな影響を及ぼします。
ダイアグノデント
ダイアグノデントは、歯面ではなく、歯質奥に潜む見えない虫歯を特殊なレーザーを用いることで発見する機器です。歯面が黒ずんでいたり目で見て発見できる虫歯ばかりではなく、表面は健康な歯質なのに、その下の歯質内部に虫歯が広がっている場合がありますが、ダイアグノデントを使用すれば高確率で発見が期待できます。
歯科医師の経験、知識に加え、上記4種の精密診断機器を活用することで、間違いのない、また、原因がわからないといったことがない、適切な診査診断が行えるようこだわっております。
精密治療のための3種の神器
では、上記の方法で精密な診査診断を行った次は、適切な治療計画を立てて治療に進むわけですが、その治療の精度にも下記のとおりこだわっています。
極小のドリル
歯を削る際に使用されるドリルは、時間はかかりますが、できる限り小さめのものを使用するように心がけます。また、ドリルだけで虫歯を取り切るのではなく、途中までドリルで削って、最後の一層の虫歯は、エキスカと呼ばれる、耳かきのようなものを使用して健康な歯質に触れないように虫歯を丁寧に手動で削り取るという、細やかな作業も行うようにしています。
仮歯やリハビリ義歯
被せ物治療を行った場合、本番の歯が入るまでに仮歯をかぶせることになりますが、この仮歯の精度も非常に重要です。歯は少しの隙間でも移動するため、仮歯の精度が低く隙間があると本番の歯がない期間に歯が動いてしまい、咬み合わせがズレたりします。これは入れ歯の製作時にも同じことです。歯がない状態のときに適切な管理維持を行うために仮歯やリハビリ義歯の精度にこだわります。
マイクロスコープ
マイクロスコープは診断以外にも治療でも大きな効果を発揮します。お口の中は暗く、非常に小さな箇所を治療します。その時に視野を大幅に拡大できるわけですから、その治療の精度は当然飛躍的に向上します。特に歯の根っこの治療である根管治療や、小さな虫歯の除去、歯周ポケット奥深くに潜む歯石の除去では大きな治療効果が期待できます。
マイクロスコープを使用するとここまで見える
肉眼とマイクロスコープで1000円札を見た時の比較です。全然違いますね。肉眼ではただの線でしかない箇所も、実は文字が書かれているのがわかります。しかもこれは明るい状態の1000円を見ていますが、本当はお口の中は暗いのでさらに見えづらいです。これで、光をしっかり当てて拡大できるマイクロスコープの重要性がおわかりいただけたのではないかと思います。
「しっかり診断、精密な治療が良い」という方はぜひご相談下さい
このように千歳船橋では、精密な診査診断に加え、精密な治療の提供に徹底的にこだわっております。これを行えば必ず治せる、必ず原因がわかるというものは決してないですが、その確度を高めるということは大いに期待できるのではないでしょうか。実際、多くの歯科医師が自分の治療にはマイクロスコープを使用してほしい、場合によっては診断にはCTは不可欠と考えています。千歳船橋でしっかりとした診査診断・治療を行っている歯科医院をお探しの方は、ぜひ千歳船橋歯科までお気軽にご相談ください。