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歯の根の治療

歯の根の治療はやり直しが多い

2005年の東京医科歯科大学の調査によると、「日本全体の根の治療の成功率は50%以下」だそうです。
つまり、根の治療を行った歯の半分はやり直し治療が必要となる可能性が高いことになります。
このデータは現場の感覚としてもほぼ合致していると思います。
歯科治療の8割はやり直しの治療と言われますが、決して大げさではないと感じます。

やり直し治療ができる場合は、まだ歯を残せる望みがありますが、中には長い金属の土台が入っていて再治療が難しかったり、すでにヒビが入っていたり割れていたりすると抜歯となることもあります。

再発、やり直しが多い理由

歯の根の中は、細長く、通常の光が届かないので、肉眼ではまったく見えません。
その上曲がっていたり、そもそも入り口がわかりにくいことも多々あるので、ほとんどの場合、手探りの感覚で治療を行うことになります。
1969年Weineの論文によると、「上顎第一大臼歯の治療が成功しない原因は、近心口蓋側根管を見落としている」とのこと。
この近心口蓋側根管は、解剖学的には日本人の6割超にあるにも関わらず、肉眼ではまず見えないため、ほぼ見落とされることになります。
約50年近くも前から再発や失敗の原因はわかっているということです。

マイクロスコープの有効性

マイクロスコープの特徴は、拡大して見える、ことです。
まずは根の入り口がどこにあるかをよく観察します。
2002年Buhrleyの論文によると、「上顎第一大臼歯の近心口蓋側根管の発見率は、マイクロスコープを使用すると71.1%、裸眼だと17.2%」とのこと。
裸眼だと手探りでうまくいけば見つけられることがあるかもしれない、といった程度と言えます。

CTの有効性

CTスキャンの特徴は、3次元で観察できる、ことです。
一般的なレントゲン写真は2次元なので、奥行きがわかりません。
そのため、レントゲンだと根の数が一つのように見えても、CTで見ると一つの根の中に二つの根管があることがよくあります。

上記の上顎第一大臼歯の近心口蓋側根管がその代表例です。
また根の先は曲がっていることも多く、その形状を把握するためにも3次元の映像が非常に有効です。

このように、マイクロスコープとCTスキャンを組み合わせることで、歯の根の数や形状をできるだけ正確に把握し、根管の見落としを最大限に防ぐことで、根の治療の成功率を90%以上まで高めることができます。

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