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院長BLOG

インプラントは万能か? [2018年06月20日]

インプラントは自分の歯より優れている!?


さすがに今そんなことを言う人はいないと思いますが、

インプラントがもてはやされた時、

こういう誤解がまかり通っていたと聞いたことがあります。


ここで、ひとつエビデンスをご紹介。


Effectiveness of Implant Therapy Analyzed in a Swedish Population : Prevalence of Peri-implantitis
J.Derks, D.Schaller, J.Hakansson, J.L. Wennstrom. C.Tomasi, and T.Berglundh
Journal of Dental Research 2016, Vol. 95(1) 43-49


要約

・9年前、588人のインプラント治療をした患者のうち、
 45%がインプラント周囲炎になっていた。

・そのうち14.5%に、骨欠損2mm以上の骨欠損が認められた。

この論文はインプラント発祥の国、

スウェーデンの大学で発表されたものです。


インプラント治療をした患者さんのうち、

約半数がインプラント周囲炎にかかっていた、とのこと。


つまり、インプラントも自分の歯と同じように、

「歯周病」になるわけです。

「成人の80%が歯周病にかかっている。」

ことが正しいと仮定すると、

この数字は決して多くなく、

むしろ当然であると思われます。

ただし、インプラント周囲炎の方が、

治療方法が確立しておらず、

進行するとなかなか治らない、

という特徴があるので、

自分の歯よりインプラントの方がいい!

ということにはなりません。


それでも、歯を失った場合には、

非常に有効な治療法であることは間違いありません。

大切なことは、過剰な期待をせず、

自分の歯と同じように大事にする、

ということですね。

歯の汚れ [2018年06月13日]

お茶やコーヒーが好きな人は、

歯の表面が少しずつ汚れてくることがあります。


歯科用語では、ステイン、と言いますが、

いわゆる茶渋ですね。

湯呑みや、マグカップにもつく、あれです。


このステインのつきやすさは、

かなり個人差があるように思います。


お茶やコーヒーの他にも、

赤ワイン、タバコ、漢方薬なども

ステインがつきやすいものの代表です。


歯科医院では、表面を研磨剤で磨くことで、

このステインを除去し、

歯の表面を滑らかに仕上げます。


お茶やコーヒーによるステインは、

比較的落ちやすいですが、

タバコや漢方薬のステインは、

なかなか落ちにくい感じがします。


とくに、何年もの蓄積があると、

通常の研磨剤ではほとんど取れないので、

超音波の機械を使ったり、

噴射式の特殊な研磨剤を使ったりします。


キッチンの油汚れと似ているかもしれません。

汚れても時間が短いほど、簡単に掃除できます。


それでも歯の場合は、3ヶ月に1回、

クリーニングをすれば、

きれいに保てることが多いです。


定期的にお掃除しましょう!

座右の銘 [2018年05月29日]

名言が好きです。

コンパクトな文章の中に、

物事の真理を突く鋭さと、

ユーモアや知恵を感じます。


私の好きな名言は、


「人間万事塞翁が馬」


です。


ある出来事が、幸か不幸か、その時点では定めることができない。

その後の解釈によってどうにでもなる、とも言えますね。


子供の頃には実感がなく、よくわからなくても、

ある程度人生を歩み、色々な出来事に遭遇していくと、

本当にその通りだと身にしみるようになってきます。


また、 スティーブ・ジョブズによる、

2005年スタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチの中で、


「点と点をつなげる」


というセリフがあります。


今、自分が信じてやっていること、

自分に起こっている出来事が、

将来どんな意味を持つのか、

初めから決めることなどできない。


少し違いますが、塞翁が馬、と似ていると思います。


ただし、何もかもを行き当たりばったりで決める、

ということではなくで、

ある程度のビジョン、目標は持つべきとも思います。


目標を定めても、その通りに進まないこともありますが、予定外の出来事や失敗を糧に、

しなやかに人生を生きていきたいと思います。

生ゴミにファブリーズ [2018年05月21日]

「自宅の生ゴミが腐って異臭が出てきたので、消臭剤をまいておいた。」

これをみなさんはどう思いますか?


「いやいや、袋に包んでゴミの日に出そうよ。」

と思いましたか?


これは自分が学生時代に遭遇した、本当にあった会話です。

文字にすると若干シリアスですが、実際は笑い話です。


くさい物にふたをする、と言いますが、

くさいものに消臭剤、でも根本解決にはならないわけです。


しかし、これと同じことが歯周病予防で、

さかんに宣伝されています。


具体例は避けることにしますが、

いわゆる「洗口剤」「マウスウォッシュ」の類です。


これらを使用することで、

すっきりさわやかな気分になったり、

とりあえず口臭を抑える、という効果は期待できますが、


においの元となっている歯垢などの、

磨き残しが取れるわけではありません。


「腫れた歯ぐきを引き締める!」

と言っても、原因となっている汚れを取らないと、

歯周病が治るわけではありません。


歯の表面にこびりついている汚れは、

バイオフィルムを形成するため

洗口剤だけでは取り去ることができないのです。


かといって洗口剤は無駄なものではありません。

目的をしっかり把握して、

歯ブラシやフロスでしっかり磨いてから、

仕上げに洗口剤ですっきり!


これが理想的な使い方ですね。

愛着をもつこと [2018年05月11日]

「最近、自分の歯がとっても愛おしく思えるようになったんです。」

先日、治療を終えた患者さんのお言葉です。

 

この方は、

約5ヶ月かけて、

18本の歯の治療を行い、

治療費は約200万円でした。

 

この数字をどのようにとらえるでしょうか。

 

イケア効果

という言葉があるそうです。

 

歯は自分で治療するわけではありませんが、

通院する労力、治療の時間、治療費用、など、

その人の資源を投資することになります。

 

そのリターンとして、

よく噛めるようになり、

すてきな笑顔を取り戻すことができました。

 

そして、今まで感じたことのない感情が生まれたようです。

 

 

「自分の歯を愛おしく思う。」

これこそ、まさに私の歯科治療の願い、そのものです。

 

歯に限らず、自分の身体、生活、人生を愛おしく思い、

家族、友人、関わる人やものすべてを愛おしく思えるようになってほしい。

 

日々の願いです。

もったいないお化け [2018年05月04日]

小さい頃、流行っていた記憶がありますが、

もったいないおばけ

取りつかれている気がします。

もしくは自分の守護霊かもしれません笑


これはもともと「 食べ物を粗末にしないことを啓蒙する目的 」 

から始まっているようですが、

物品にも大いに当てはまると思います。


良く言えば、物持ちがいい、ということでしょうか。

数ヶ月前、実家に帰省した際、

母親が使っていたティーポットが、

自分の子供の頃、30数年前、に使っていたものだったので、


思わず、「え、これまだ使ってたの!?」と聞くと、


「問題なく使えるんだから使ってるのよ。」とのこと。

返す言葉がありませんでしたが、

自分のことを振り返ると、

20年前に買った、ちょっといい服、を今でも着ています。


その服自体かなり丈夫なのでしょうが、

思い出があるので大事にしているとはいえ、

人に言うと大抵、驚きとあきれ顔が返ってきます。


自分も、その母の血を受け継いでいるわけですね。


以前、勤務していた職場でも、

とある物品が破損したので、買い換えよう、という意見が多い中、


本体の機能は生きていたので、

「まだまだ使える!」

と、主張して使い続けたことがありました。


歯科の物品は高額なものが多いため、

やはり大切に、長く使う方がいいでしょうし、


特に、「自分の歯を何とか残して使う!」

という歯科医師としてのポリシーに生きていると感じています。


ただ、上記リンクにも記載がある通り、

いきすぎると物が溢れかえることになり、


整理整頓など、断捨離の妨げにもなるので、

やはり取捨選択、吟味が必要ですね。

コンビにより多い [2018年04月27日]

歯科医院はコンビニより多い。


このフレーズはどこから生まれたのでしょう?


比較対象として非常に疑問です。
業種も業態も目的も違うからです。


コンビニのように身近な存在であるべき、
という感覚的なものであるなら、
その通りだと思いますが、


せめて美容院や整骨院、エステサロンなど、と
比べてほしいものです。


これらは、定期的に身体をメインテナンスする、
という目的が同じなので、
比較対象としては近い気がします。


たしかに、
歯科医院は多い、
という印象はわかります。


千歳船橋周辺もしかりで、
むしろ歯科医院よりも
美容室と整体院がかなり多いと感じます。


しかし、それだけニーズがあるからだと思います。


美容院も整骨院も歯科医院も、
直接人の身体に触れ、
その人固有の身体情報を読み取り、
問題を解決したり、見た目を美しく整えたり、
不調を和らげたりします。


すべて、院 です。


そこには、言葉にできない微妙なニュアンスを読み取ったり、
美的感覚や芸術性が求められることもあります。


画一的なサービスよりも、
個人の好みや生活習慣への対応が求められる中で、
直接身体に触れる仕事は、
良くも悪くも相性が、かなり重要になってくると思います。


そういう意味では、
コンビニは、生活習慣を相談したり、
個人の要望に細かく応えていく業種ではありません。


違うものを求めたければ、
すぐに別のコンビニに行くこともできます。


相性は、すぐにわかることもあれば、
何度も通ううちに作り上げていくこともあります。


たくさんの人がいる地域に、
それぞれのニーズに合うような、
多くの「院」が多数存在するということは、
その地域の健康的な豊かさの指標になると思います。


歯科医院の数の話に戻りますと、
現時点で、定期的に歯科のメインテナンスを受ける人は、
徐々に増えてきています。


もし、ほぼ100%の人が、年に1回歯科医院に行く、
ということになれば、
歯科医院はまだ足りない、のでは!?

ギネス認定! [2018年04月20日]

2001年のギネスブックに、


「全世界で最も蔓延している病気は歯周病である。
地球上を見渡してもこの病気に冒されていない人間は
数えるほどしかいない。」


と記載されているそうです。


それほど歯周病は人類に蔓延しているわけですね。


歯周病の有名な論文のひとつに、
スリランカの調査 というものがあります。
ざっっっくりまとめると、


まったく歯を磨かない人たち480人を15年観察した。


そのうちの
11%・・・ほとんど問題なし
81%・・・中等度の歯周病になった
9%・・・重度の歯周病になり、45歳までに歯が全部抜けた


というものです。


これはとても興味深いもので、
日々の診療でも、この割合は日本人にも当てはまると感じます。


つまり、10人に1人は、
まったく歯磨きもせず、もちろん歯医者にも行かず、
なんの問題もない人がいます。


うらやましいですね~


残念ながら私は当てはまらないようです。笑


ただ、この調査は歯周病についての記載しかなく、
虫歯はどうなのか、気になるところです。

ホワイトニング新技術 [2018年04月12日]


ホワイトニングには、
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングがあります。


それぞれ一長一短ですが、当院では、
確実に白くなり、後戻りしにくいホームホワイトニングを
おすすめしています。


こんな記事を見つけました。

気体で歯を白くする


1日1時間、20日間継続、
という点では、従来のホームホワイトニングと似ていますが、
「痛みがない」
ことが特徴ですね。


私自身もそうなのですが、
ホワイトニング中に痛みを感じるのはストレスですね。


2020年以降に日本での実用化を目指すそうなので、
楽しみに待ちたいと思います。

桜と自然 [2018年04月07日]

東京の桜が満開です。


毎年、千鳥ヶ淵や靖国神社に花見をしに行っていましたが
昨年、娘が生まれてからは混雑する場所が難しいので、近所の公園や道端の桜を眺めています。

 


娘はちょうどこの時期に生まれたので、
名前に「桜」の字を入れました。


桜の花のように、人々を楽しませ、愛されるように、
そして、花が散ってもまた咲く力強さを身につけてほしい、
という願いをこめて。


最近のニュースによると、
桜の木の害虫被害が拡大しているようです。


特に、桜の名所である各地の公園では、
年々目に見えて桜の木が減っていると聞きます。


このままでは日本の桜が絶滅してしまう!?


色々な情報によると、桜の木が密集していると、
害虫が繁殖しやすい状態になるようですね。


つまり、もともと野生の桜は密集して存在するのではなく、
たくさんの種類の植物の内のひとつとして
存在している方が自然の姿であって、
害虫の被害は少ない、という見方があります。


桜はこの季節の楽しみであると同時に、
つらい花粉症の季節でもあります。


杉の花粉症は、第二次大戦後、
農水省による造林政策により、
大量の杉を植えたことに始まっているようです。


これも自然の姿ではない。


人間の都合によって、
本来あるべき姿ではない状態になると、
それはそれで弊害が起こるということですね。


歯にも同じことが言えます。
具体的には、また後日。。。

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