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なぜ奥歯からダメになるのか|世田谷区・千歳船橋の歯医者なら千歳船橋歯科

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院長BLOG

なぜ奥歯からダメになるのか [2018年10月15日]

歯科医師になって10数年、

歯を失っていく人の多くは、

奥歯からダメになっていくことが多いことを実感しています。


これはつまり、

奥歯の方が虫歯や歯周病、破折が起こりやすいということです。


逆に前歯を多く失っている人は、

事故などの外傷性であることが多いです。


なぜ、奥歯からダメになる傾向にあるのでしょうか。


奥歯はよく見えない上に大きいので、

歯ブラシも届きにくく、フロスもやりにくいので、

多くの人が清掃不足になりやすいのです。


虫歯や歯周病のほとんどは、

歯と歯の間から発生します。


これらは細菌感染症なので、

予防のためには、まずは細菌を少なくすること、

つまり、日々の歯磨きやフロスを徹底し、

定期的にクリーニングを受けることです。


さらに虫歯と歯周病の進行に拍車をかけるのが、

歯ぎしりや食いしばりです。


健康な歯でも、長年歯ぎしりをしていると、

奥歯がだんだんと磨り減ってきます。


そこに虫歯があると、ひび割れや破損が起こり、

また歯周病があると、ぐらつきが起こっていき、

それらがさらに悪化していく傾向にあります。


これが、奥歯からダメになっていくことの真相と思われます。


90%近くの人が、歯ぎしりや食いしばりをすると言われています。

それ自体を止めることはなかなか難しいことなので、

自覚がない人でもナイトガードをおすすめしています。


歯ブラシ、フロス、ナイトガード、は、

歯を守る三種の神器といってもいいくらいですね。

北海道地震 [2018年09月12日]


先日の北海道地震で被災された方に、


心よりお見舞い申し上げます。








早朝、妻の一言で目が覚めました。


「北海道で大地震だって!」






飛び起きて震度を確認すると、


私の実家のある北見市では、震度3。


さらにテレビ情報によると広範囲で停電。






そんなに問題はないかなとは思いつつ、


念のため両親に安否確認。






案の定、「寝ていて気がつかなかった。」とのこと。


しかも、「停電?そうなの?」にはびっくり。




テレビもつかないので、
息子からの安否確認で初めて停電を知り、


結局、その後2日間近く停電のなか過ごしたようです。






1日以上停電が続くと、


想像以上に生活が立ち行かなくなるものです。






備えあれば憂いなしとは言うものの、


「その時」は突然やってくるもの。








防災の必要性を改めて痛感しました。

情報の海に溺れる [2018年08月21日]

現代は情報化社会と言われています。


ふと疑問に思ったこと、わからないことを

ものの数秒で調べることができます。


しかし、その内容は正しいのか?


有益な情報が数限りなくある反面、

無益な情報、さらには有害な情報も、

星の数ほどあるのだと思います。


かつて2ちゃんねる創始者が、

「ウソをウソであると見抜ける人でないと・・・」
 とコメントしています。


さらに、こういうコメントもあります。


「 ウソを見抜く努力をすることは大前提で、それでも見抜けないことは多々あることを自覚できている人でないと・・・」


これはインターネットを使う人達へ向けて発せられた言葉ですが、

あらゆる場面で重要なことだと思います。


最近のエントリーでは歯科の論文について書いていますが、

これも、まさに上記のコメントそのものです。


いくらエビデンス(科学的根拠)があるといっても、

果たしてそれは本当なのか。


現代医療は、EBMが基本となっています。

しかし、その根源であるはずのエビデンスにも、

質の良し悪しがあり、たった数年で否定されることもしばしば。


当然、無知であってはいけませんが、

情報リテラシーがないと多くの情報の海に溺れることになります。


大海原を小さなヨットで漂うがごとく、

もがき、迷いながらも、

新しい発見や真実(と思われるもの)に触れ、

好奇心や向上心を持ち続けたいと思います。

いい歯医者って? [2018年07月12日]

時々、患者さんから、

「引越しをするので、いい歯医者ありますか?」

と聞かれることがあります。


いつも正直に答えるのですが、


「わかりません。。。」


例えば、知り合いの歯科医師がいることはあります。

その場合は歯科医院を紹介はしますが、

その患者さんと相性が合うかどうかはわかりません。


同じものを見ても、

人の数だけ見方や考え方が違い、

取り組み方も違い、

さらに設備や技術の違いもあります。


最近のニュース記事です。

情報が多い時代だからこそ、

迷い、わからないことが多くなってきます。


ネットで調べること歯は気軽で手軽であるからこそ、

情報を載せる側も気軽で手軽であることを知る必要があります。


歯医者が多い多いと言われていますが、

いい歯医者を探している人も多いと感じます。

虫歯の治療はいつやる? [2018年07月05日]

ここでひとつ質問です。


自宅の窓ガラスに”ひび”が入っているのを見つけました。

しかし、いつも通りに使えます。

雨漏りするわけでも、風が漏れるわけでもなく、

触ってみてもざらざらしません。

取り替えますか?


さらに質問。


自宅の窓ガラスが割れました。

雨も風が漏れるのはもちろん、

割れた部分はギザギザしています。

取り替えますか?


後者の質問には、ほとんどの人が、

取り替える、と答えると思いますが、

前者の質問はどうでしょう?

人によって考え方は分かれるのではないでしょうか。


歯科治療はこういうことがとても多いです。


痛い、欠けた、取れた、腫れた、など、

明らかな自覚症状があれば、

受診したり治療することに抵抗がないでしょう。


しかし、健診やクリーニングの際に、

本人の自覚は全くないが、

正常ではない、またはその可能性が高い、

歯を見つけることはよくあります。


その場合、治療をするのか、様子を見るのか、

人それぞれの状況や、価値観によってかなり差があります。


昨今、セカンドオピニオンが当たり前となってきました。

歯に限らず、病院や医師の方針は様々で、

いったい何が正しいのか、わからなくなることがあります。


身も蓋もない話ですが、

正しいかどうか、を追求することはとても大事ですが、

自分が納得できるかどうか、も、同じくらい大切ですね。

矯正治療の目的は? [2018年06月27日]

歯並びをきれいにするため!


ですが、それだけではありません。

もっと大切なことは、

かみ合わせをよくすること!

です。


では、良いかみ合わせとはなんでしょう?


それは、、、犬歯誘導 を確立すること、です。


矯正治療を行う上で

歯並びをきれいにすること、自体は、

それほど難しくはありませんが、


犬歯誘導をきちんとつくることは、

場合によってはなかなか難しいことがあります。


中には、歯並びは乱れているけれど、

犬歯誘導はしっかりしている、という人もいますし、


矯正治療をすることで、

犬歯誘導がなくなってしまうことさえあり、


これでは本末転倒と言えます。


では、犬歯誘導がないとどうなるのでしょう?


検索すればすぐに出てきますが、

奥歯に過剰な負担がかかり、

欠けたり割れたりと、

悪いことがたくさん起こる可能性が高い、

ということです。


矯正治療において、

歯並びがきれいになることは、とても嬉しいことですし、


目に見えて変化がわかるので、

その時点で、もう治療を終わりにしたい!


と感じる人が多いのですが、

犬歯誘導がしっかりできているか、

にも十分な注意を払うことが大切ですね。

タバコと歯科治療 [2018年06月26日]

結局タバコが身体に良いのか悪いのか、
定期的に議論が巻き起こります。

それぞれの言い分があり、なんとも言えませんが、
歯科治療においては、明らかに良くない、と思います。
日々治療に携わり、実感していることです。

理由としては、
日本臨床歯周病学会のまとめがわかりやすいです。

特に私が日々の治療の中で実感が強いのは、
・抜歯後の傷の治りが悪い。
・矯正治療で歯が動きにくい

これらは、ニコチンの血管収縮作用により、
血流が悪くなり、代謝も悪くなるので、
傷の回復力が鈍ると考えられます。

そうすると、傷口に食べかすなどが入り込み、
傷口が化膿することがあり、
抜歯後治癒不全や、ドライソケットを
引き起こす可能性があります。

今まで、親知らずを抜歯して、
1週間以上も傷口がふさがらず、
化膿してしまった人を数人経験しましたが、
全員タバコを吸っている患者さんでした。

これはインプラント手術にも言えることなので、
喫煙者のインプラントは特に注意が必要です。

また、矯正治療とは関係ないように思えますが、
歯が動く、という現象は、
新陳代謝と深い関わりがあります。

歯に一定の力を加え続けると、
歯の周りの歯槽骨が、
スクラップ&ビルドすることで、
歯が動いていくのです。

タバコによって血流が悪くなると、
新陳代謝が鈍くなるので、
結果的に歯の動きが非常に遅くなるわけです。

その分、余計な時間が増えるので、
矯正治療の際は、禁煙をおすすめしています。

インプラントは万能か? [2018年06月20日]

インプラントは自分の歯より優れている!?


さすがに今そんなことを言う人はいないと思いますが、

インプラントがもてはやされた時、

こういう誤解がまかり通っていたと聞いたことがあります。


ここで、ひとつエビデンスをご紹介。


Effectiveness of Implant Therapy Analyzed in a Swedish Population : Prevalence of Peri-implantitis
J.Derks, D.Schaller, J.Hakansson, J.L. Wennstrom. C.Tomasi, and T.Berglundh
Journal of Dental Research 2016, Vol. 95(1) 43-49


要約

・9年前、588人のインプラント治療をした患者のうち、
 45%がインプラント周囲炎になっていた。

・そのうち14.5%に、骨欠損2mm以上の骨欠損が認められた。

この論文はインプラント発祥の国、

スウェーデンの大学で発表されたものです。


インプラント治療をした患者さんのうち、

約半数がインプラント周囲炎にかかっていた、とのこと。


つまり、インプラントも自分の歯と同じように、

「歯周病」になるわけです。

「成人の80%が歯周病にかかっている。」

ことが正しいと仮定すると、

この数字は決して多くなく、

むしろ当然であると思われます。

ただし、インプラント周囲炎の方が、

治療方法が確立しておらず、

進行するとなかなか治らない、

という特徴があるので、

自分の歯よりインプラントの方がいい!

ということにはなりません。


それでも、歯を失った場合には、

非常に有効な治療法であることは間違いありません。

大切なことは、過剰な期待をせず、

自分の歯と同じように大事にする、

ということですね。

歯の汚れ [2018年06月13日]

お茶やコーヒーが好きな人は、

歯の表面が少しずつ汚れてくることがあります。


歯科用語では、ステイン、と言いますが、

いわゆる茶渋ですね。

湯呑みや、マグカップにもつく、あれです。


このステインのつきやすさは、

かなり個人差があるように思います。


お茶やコーヒーの他にも、

赤ワイン、タバコ、漢方薬なども

ステインがつきやすいものの代表です。


歯科医院では、表面を研磨剤で磨くことで、

このステインを除去し、

歯の表面を滑らかに仕上げます。


お茶やコーヒーによるステインは、

比較的落ちやすいですが、

タバコや漢方薬のステインは、

なかなか落ちにくい感じがします。


とくに、何年もの蓄積があると、

通常の研磨剤ではほとんど取れないので、

超音波の機械を使ったり、

噴射式の特殊な研磨剤を使ったりします。


キッチンの油汚れと似ているかもしれません。

汚れても時間が短いほど、簡単に掃除できます。


それでも歯の場合は、3ヶ月に1回、

クリーニングをすれば、

きれいに保てることが多いです。


定期的にお掃除しましょう!

座右の銘 [2018年05月29日]

名言が好きです。

コンパクトな文章の中に、

物事の真理を突く鋭さと、

ユーモアや知恵を感じます。


私の好きな名言は、


「人間万事塞翁が馬」


です。


ある出来事が、幸か不幸か、その時点では定めることができない。

その後の解釈によってどうにでもなる、とも言えますね。


子供の頃には実感がなく、よくわからなくても、

ある程度人生を歩み、色々な出来事に遭遇していくと、

本当にその通りだと身にしみるようになってきます。


また、 スティーブ・ジョブズによる、

2005年スタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチの中で、


「点と点をつなげる」


というセリフがあります。


今、自分が信じてやっていること、

自分に起こっている出来事が、

将来どんな意味を持つのか、

初めから決めることなどできない。


少し違いますが、塞翁が馬、と似ていると思います。


ただし、何もかもを行き当たりばったりで決める、

ということではなくで、

ある程度のビジョン、目標は持つべきとも思います。


目標を定めても、その通りに進まないこともありますが、予定外の出来事や失敗を糧に、

しなやかに人生を生きていきたいと思います。

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